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DE ROSA IDOL インプレッション~厨二病注意につき [DE ROSA IDOL]

とりあえず初走行ということで、神奈川県の自転車乗りの聖地らしい、ヤビツ峠へと行ってまいりました。

で、平地・登り・下りと一通り走ってみてのレビューになります。

 購入時の記事はコチラ

CIMG1405 (1024x768).jpg

久しぶりに詰まらない(いっつもツマらないという噂もある) 記事になりますのでご容赦を・・・(笑)

では続きは追記へ。

~ IDOL、スピードの偶像 ~

 

「アイドル」という煌びやかな名前や、その見る人にとってカッコよくも可愛くも見える容姿から想像できるイメージと実際の走行感にはとても大きな乖離がありました。

そもそも”IDOL” という言葉は、

「アイドル」の語源となった英語のidolの本来の辞書的な意味は、偶像、すなわち目に見えない崇拝や信仰・信心・信奉・信条などの対象を可視化したもののこと

                                            Wikipediaより一部改

ということで、「偶像」という意味。自分の中でも最初はタレントの「アイドル」という言葉の意味が先行してイメージされていて、てっきり誰でも乗りやすいだとか、DE R[ハート]SA ID[ハート]Lのロゴが示す通りカワイイ乗り味のバイクなのだろうと思っていました。ブルベのような超長距離で使いやすいバイクだろうと。結果としてこの予想は半分当たっていて半分外れていた、とでも言いましょうか、完全に見た目に裏切られた部分がありました。

 

ルックス

去年(2013年)の8月だか9月だかに3代目ということで発表されたIDOLを見た瞬間から、これほどまでに自分が望んでいたルックスはないと思うくらい好きな見た目でした。

↑にも書いた通り、カッコいいのだけれど、可愛い。カッコ可愛い宣言(死語)。そしてそれを際立たせるトップチューブ・ステー・フォークのID[ハート]Lロゴと、「アイドル」という車名。すべてが良いな、と。

実は今回新車を買うにあたって、別のフレームを考えていたのだけど、在庫の問題でコレを買うことになった。でも実際に納車して、組んでみて、見た目だけで「ああ、こっちで良かった」と思えるくらい満足させてくれました。

 

蜀咏悄 2014-04-27 7 55 21 (1024x768).jpg

写真よりも実車で見た方がカッコいい。

 

 

組み付け・重量など

購入時の記事でも書いた通り、やっぱりフレームは重めだな、と。

ただこれはIDOLにディスクブレーキ対応したモデルがあるためによりリアエンド回りの剛性を出すための仕方のない仕様らしい。

そして全ケーブル内臓(内臓部分はインナーのみ)ですが、作業自体はとてもしやすかったです。

やっぱりケーブルが露出しないのは見た目的にもGOODです。

 

 

走行感

前もって言っておくと、あくまで(特に剛性に関わる話は)自分の感覚的な話です。

 

低負荷低速時はそれはもう、まさしく「アイドル」

踏んだ感触はかたい感じはしないので、キックバックが少なく楽に走れます。

段差や荒れた路面に突っ込んでも、衝撃自体は来ますが振動収束がかなり早いため車体が乱されにくく、また身体に振動による疲れが溜まりにくいように思います。

そして踏み出しで車体がスッと前へ出る感触もかなり心地がよくて◎

 

 

で・す・が DE・SU・GA、

 "IDOL"はそんな生ぬるいマシンなのか?

 

・・・ ちょっと乗らせて~ 程度で軽く乗るくらいじゃ分からないと思います。

軽く踏んだ時は感じさせない剛性を秘めている、というのが自分なりの答えです。

踏めば踏んだだけ、それこそ踏み切れないくらいの剛性があります。

自分程度のパワーじゃダンシングでもヨレを全く感じないくらいで、前のKinesisよりも明らかにフレームの下部がどっしりとしているのが分かります(Kinesisも剛性自体は高めのハズ)

 

前輪の接地感も高く安心できますが、それ以上にリアの造りの良さを感じます。

どうしてもロードバイクは下りやハードブレーキング時に後輪のグリップがかなり低い状態になりますが、これがかなりマシになっているような。

前後のグリップバランスがとても良く、どんなことをしても破綻しない走りが出来る、そう感じさせてくれるような気さえしました。

 

そして直進安定性の低さ=コーナリング性能の高さ

コーナーを曲がるときに非常に自然に、スムーズに車体を倒せるし、そして自分の思い描いたラインを進んでくれます。フォークもかなり縦に扁平したエアロ形状であり、最近流行りの1-1/2径ではないにも関わらず十分な横剛性を発揮してくれているので、安心して車体に任せたコーナリングも出来ますし、苦しいラインから強引に曲がっていくような走りでも不安感は感じませんでした。

逆にこれは完全に直進安定性とはトレードオフで、グランフォンド系バイクよりは明らかにまっすぐ走ろうとする特性に欠けます。このあたりがブルベのような超長距離でどう影響してくるのか、気になります。

 

このコーナリング性能と、先ほどの車体が乱されにくいという特性、そしてリアのブレーキ性能。

これらから、日本のダウンヒルでかなりの速さを発揮できるバイクなのではないか、というのが一つの結論です。

日本の峠道は狭く、急でコーナーもキツく、荒れた路面が多いですがそんな場所では、走り方次第で本当にスピードの偶像(=”IDOL”)になれるのではないかとすら思いました。この辺りは下り好きな自分にとってはうれしい誤算です。

 

 

新生IDOLは「DE ROSA」なのか?

DE ROSA R848が出たときも(その頃はまだ自転車に詳しくもなく)相当批判なり意見なりなんちゃらなりがあったらしいが、IDOLシリーズの値段を見てみると、

初代IDOL 2007     \399,000

2代目IDOL 2010  \399,000

3台目IDOL 2014  \250,000

・・・

ということで、イタリアの工房の職人をはちゃめちゃブラックに働かせない限りは実現できないような値段設定になっているところを見ると、まあ明らかに、「3代目は中国または台湾、それかどっか安いところ」で作っていることは分かってしまう。

だからこそIDOLは、名機の名を騙っただけの、金儲け(企業として利益を追求する)為のマシンだと思われてしまうことはあるだろうし、実際そういう部分はあると思う。

純イタリアンなバイクこそ「DE ROSA」 なのだと思っている人にとっては、IDOLの名を汚すだけのマシンかもしれない。

しかし自分は、DE ROSAの看板を背負うことを許されたマシンであり、かつ自分で乗ってみて十分にその価値があるマシンだと思えたことから、この新生IDOLももちろん「DE ROSA」でありまたIDOLの、DE ROSAの名を決して汚すようなマシンじゃないと声を大にして言いたい。

 

 

 

 

 

・・・・・・・

・・・・

・・

ということで、ハートマークに20万円かかってるフレームだと思ってたら、

実は高性能で初心者から上級者まで、ポタリングからレースまでなんでもいけるような所有して満足・乗って楽しいマシンだよってことがわかりました!

今はめっちゃ気に入っているので新しいマシンは欲しいと思ってません!PROTOS欲しいです!(!?)

 

おわり。


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コメント 4

mon

え?「中二病」だなんて、そんなことないよ!
「IDOL=偶像」とか、全然中二っぽくないし!
中二とかじゃなくて普通にかっこ良いし!
いや、マジで、マジで、マジでマ…
あ、そっか、俺 中二だったんだ∪

by mon (2014-05-02 22:21) 

Kaki

>monさん
全然厨二っぽくないですよね!
そうですよね!マジで。
monさんは厨二というよりも∪ホm・・・

by Kaki (2014-05-02 22:55) 

うさぎさん

確かこのメーカー、2011年以降?
だったかは全て台湾製ですよね。
GIANTが色々なメーカーのフレーム作ってますので、
TREKとか他メーカーも実はGIANTでってのが多いです。
家電製品とかだと台湾製はあまり良いイメージないけど、
自転車、バイクに限っては、
台湾製=信頼の証、みたいになってますよね。
by うさぎさん (2015-06-23 07:52) 

Kaki

>うさぎさん

カーボン製フレームでフラッグシップのPROTOS以外は全て台湾もしくは中国製ですね。
台湾はカーボン製品製造技術は非常に高かったりするので、イコール質が悪いってわけじゃないですが、やっぱりブランドイメージ的にはイタリアで作っててほしいですよね(笑)
そうすると高すぎて買えませんが…
by Kaki (2015-06-24 15:06) 

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